鍵交換をする際の専門業者の選び方

意外と多い鍵のトラブル

日常生活のなかで、意外と多いのが鍵のトラブルでしょう。
鍵を無くした経験を誰もが持っているのではないでしょうか。
鍵の閉じ込みや鍵がささらないといったトラブルを含めると、もう日常茶飯事と言っていいかもしれません。
鍵を無くした場合、保安上の問題から鍵交換をされる方も多いのではないでしょうか。
もしかしたら、鍵が誰かわからない人に渡っているかもしれないのですから、防犯のために必要なことです。
鍵交換をする時に、悩むのがどこに依頼すれば良いかです。
専門業者の選び方で気を付けなければならないポイントはどこでしょう。

料金を比較しましょう

鍵交換を依頼する際、一番気になるポイントは料金なのではないでしょうか。
鍵を交換する場合、製品とスタッフが必要になります。
製品の価格にスタッフの工賃をプラスしたものが料金となります。
しかし、製品と工賃とは別に、必要になるかもしれない費用があることを忘れてはなりません。
それは、出張料とキャンセル料です。
出張料を無料としているところもあれば、しっかり出張料を上乗せして請求してくるところもあります。
都合が悪くてキャンセルした場合、キャンセル料が必要になることも稀ではありません。
料金を比較するなら、トータルの費用で比較してみましょう。
ネットなどで事前にリサーチしておくと良いでしょう。

サービスで比較しましょう

鍵のトラブルは、いつ何時起こるかわかりません。
たとえば深夜に起こることもあります。
深夜では大家さんに連絡がつかないこともあります。
営業時間や駆け付けてくれるまでの所要時間など、サービスから選ぶことも大切です。
また、アフターサービスも重要です。
せっかく鍵交換をしたのに、すぐに不具合が出てきたらガッカリでしょう。
アフターサービスなど保証があればそういう時でも安心です。
鍵交換の専門業者は、上記のポイントに気をつけて選んでみてください。
信頼できる専門業者が見つかったなら、長くお付き合いするつもりで接することも大切です。
いつでも相談できる専門業者がいれば、毎日安心して暮らすことができるでしょう。

自分で鍵交換をする方法はとても簡単です

鍵は消耗品

私たちは、毎日何度鍵を開けたり閉めたりしているでしょうか。
一度取り付ければ大丈夫と思われがちな鍵ですが、意外と消耗品であることはもっと知られても良いのではないでしょうか。
定期的にメンテナンスをしないとすぐに調子が悪くなります。
鍵の調子が悪くなった時は、鍵交換をする前に、ちょっとメンテナンスをしてみてください。
シリンダーの中に溜まったホコリを取り除くだけで、案外あっさりと元に戻ることがあります。
メンテナンスをしても調子が元に戻らない時、鍵交換を考え始めたとしても遅くはありません。
ただし、メンテナンスをする時は、潤滑油を使うことは避けたほうが良いでしょう。
潤滑油のなかには、シリンダーのなかで固まってしまい、取れなくなってしまうものもあります。
シリンダーのなかで固まってしまっては、調子がますます悪くなるだけです。

自分で交換する方法

鍵交換は意外と簡単にできます。
建物によく使われているシリンダー錠なら、ちょっとした工具があれば簡単な方法で交換が可能です。
まず型番をチェックし、寸法を測り、適合する新しいシリンダー錠を購入します。
フロントの板をドライバーで外し、シリンダーを固定しているネジも外します。
ネジを外すとシリンダーが抜けますから、そこに新しいシリンダーを取り付けましょう。
交換方法の手順はたったこれだけです。
注意しなければならないのは、きちんと寸法を測り適合するシリンダー錠購入することだけです。

鍵のDIYで注意したいこと

寸法と型番はきちんとチェックすることをおすすめします。
型番が合わなければシリンダーがしっかり収まらないこともあります。
寸法が違っているとドアが閉まらないといったことになるかもしれません。
せっかく苦労して鍵交換をしても、やり直すことになってはそれこそ骨折り損のくたびれもうけです。
交換方法がイマイチわからない、自分で上手くやれる自信がない方は、専門業者に任せましょう。
二度手間になることなく、きちんと鍵交換をやってもらえます。

鍵交換する際の業者選びのポイント

信頼できる誠実な業者であるか

鍵は住まいやオフィスなどを守り、内部の生活や財産、内部にいる人の命をも守る大切なものです。
勝手に開けられたり、合い鍵を密かに作られたり、プライバシーを侵されたり、犯罪に巻き込まれることがないよう、鍵業者選びは慎重にしなければなりません。
基本的には地域で豊富な実績を持つ業者や、口コミなどで信頼されている業者がベストです。
所在地や連絡先などもしっかりと確かめ、企業や個人のお店としてきちんと活動している業者か確認をとりましょう。
スタッフが作業前に身分証の提示をするなど、責任をもって誠実な作業をしてくれるかも業者選びのポイントになります。

どのような鍵に対応しているか

業者選びのポイントとして、依頼したい鍵交換のニーズに対応しているかも大切です。
何処の鍵交換をしたいのか、そのニーズに応えてくれる業者でなければ意味がありません。
戸建て住宅、アパート、マンション、オフィスビルや倉庫などの建物の種類や、車やバイクの鍵、金庫や家具の鍵など、鍵交換を希望する部位に対応しているかをまず確認しましょう。
また、鍵の種類によっても対応力が異なります。
一般的なシリンダー錠ではなく、電子錠やカードキー、マンションのオートロックやイモビライザー搭載の車やバイクなど、特殊なケースや特別なケースの鍵交換をする場合には対応できるノウハウがある業者を選ばなければなりません。

対応時間とスピード対応が可能か

業者選びをするうえでは、対応時間や直ぐに駆けつけてくれるのかといった対応力も確認する必要があります。
鍵の紛失やとじ込みなどで、家に入れない、バイクや車が動かないといったケースや、空き巣などの犯罪被害に遭い、鍵が壊されて施錠ができない状態などの場合、直ぐにでも鍵交換をしたい事情が生じます。
それが真夜中であったり、土日祝日であったりしても、直ぐに受け付けて緊急対応してくれるか、営業時間と駆けつけまでの最短スピードなども確認しましょう。
たとえば、24時間365日対応で、一定のエリアなら30分駆けつけといった業者は便利です。

鍵交換の種類と失敗しない選び方

形状やタイプで見分けましょう

鍵は、様々な種類があります。
一戸建てやマンション、アパートの他、自動車やホテルなど数多くのタイプの鍵があります。
また、中には、鍵を使用しないキーレスタイプのものも最近では増えています。
以前と比べると様々なタイプや形状の鍵が増えているため、鍵交換をする際にはきちんと自分の住まいに合ったものを見極めて失敗しない選び方を知ることが大切です。
現在、多くの住宅で使用されているのが、シリンダーと呼ばれる錠前がほとんどです。
シリンダーは、錠前を操作する鍵穴や円筒のことを指します。
通常、内筒を回転させて鍵を開け閉めする構造となっていますが、シリンダーは5種類ほどの種類があるので事前に確認しておきましょう。

シリンダーのタイプ

同じシリンダーでも5種類のタイプに分かれているので、自分の住まいに合ったものをきちんと見極めなければいけません。
現在多くの住まいで使用されているディスクシリンダーは、普及率が高いものの防犯面では安心安全とは自信を持って言い切れません。
ピッキング横行以前から使い続けている住宅も多いことから、防犯対策をしっかり行いたい方は鍵交換を行うことをおすすめします。
また、ディスクシリンダーは、時間が経つにつれて劣化してしまい鍵が擦り減ってしまうことも考えられます。
このような場合、鍵に大きな負担をかけてしまうこともあるので要注意です。

防犯対策に最適な鍵のタイプとは

さらに戸建てやマンションで多く使用されているのが、ピンタンブラー錠というタイプです。
タンブラー形がピン状になっており、鍵の形が片側にしかありません。
このタイプも多くの住まいで使用されている鍵となっています。
ピンタンブラー錠は、ディスクシリンダーと同様に防犯性が高いとは言えません。
現在、安心して使用できるロータリーディスクタンブラー錠やマグネットタンブラーシリンダー錠、ディンプルシリンダー錠などの鍵もありますので、信頼できる業者に依頼し防犯対策のために鍵交換を行ってみることをおすすめします。

鍵交換が損害保険を使って費用負担を抑えてできることも

鍵交換と保険の関係

鍵交換をする際に気になるのが費用です。
予算に限りがある方や、あまりお金がかかると困るというご家庭もあることでしょう。
とはいえ、鍵を失くしたり、鍵が壊れたり、空き巣などによって破壊されたり、空き巣や不審者に侵入されてしまったという場合には鍵交換が必須ともいえ、無理に費用をかけてでも対応することが望まれます。
こんな時に備えて役立つかもしれないのが、加入されている損害保険です。
すべてのケースではありませんが、鍵交換が必要になる事情や状況によっては基本補償や特約の保険金や、付随サービスの費用負担によって、自己負担なし、もしくは一部の費用を賄える可能性があります。

お住まいの保険に加入しているなら

火災補償や住宅総合保障などのお住まいの保険に加入している場合、契約している内容と鍵が災害によって壊れたり、使い物にならなくなるなどの事情が合致して、損害認定がなされれば、保険金の支払いにより鍵交換費用を賄える可能性があります。
放火や類焼などでドア部分が焼けて、鍵が使い物にならなくなったり、ドア自体を交換するケースをはじめ、洪水による浸水で鍵穴に水が入って使えなくなった、台風や竜巻でドアが壊れたなどの場合、水害や風災などの保証がついていれば、保険金でカバーできる可能性もあります。
空き巣による被害においては、盗難補償や盗難に伴う付随費用がカバーされる特約などに加入されている場合、壊された鍵交換の費用がカバーできる場合があります。

自動車保険に加入しているなら

自動車やバイクの補償に加入している場合には、鍵の閉じ込めなどの解錠作業は無料のロードサービスなどで対応できるケースが少なくありません。
交換が必要な場合は無償または有償のサービスが分かれます。
また、車両補償をつけ、盗難時の補償にも加入していれば、鍵の損壊や、こじ開けなどに伴う修理費用がカバーされる可能性もあります。
車両補償には火災や水害などの自然災害やいたずらなどの補償もありますので、鍵が壊れた事由によって、ご自身がご加入の補償が当てはまるかを確認しましょう。