オートロックマンションの鍵交換時の注意点

自分の住戸の鍵だけ気軽には変えられないオートロックマンション

オートロックマンションにお住まいの方は、一般的にご自宅の玄関の鍵と、共用エントランスの鍵を共用して利用しています。
入居者が持つ鍵は全て共用エントランスを開けられますが、住居の玄関は自分の鍵でしか開けられない仕様になっています。
そのため、仮に自分の玄関の鍵を変えたいと考えても、むやみに変えてしまうとエントランスを開けることができなくなり、従来の鍵と新しい鍵を二重に使用するという必要性も生じます。

管理人さんやマンション管理組合、管理会社への報告を

万が一、鍵を紛失してしまった場合で侵入を畏れる場合や、ストーカーに狙われているなど何らかの不安があり、玄関の扉の鍵をより強化したいなどの場合、まずは管理人さんや管理会社に相談をしましょう。
マンションの玄関はご自分の所有物のようであって、完全な自由なものではありません。
マンションの玄関扉や鍵の構造がどの部屋も同じであるよう、デザインや構造、防犯対策など考えられたうえで設置されているため、一般的には個人的に変えるということは認められず、マンション管理組合の承認を得るなどの手続きが必要になるためです。
鍵の紛失などで不正侵入のリスクが高まった時は、それはご自身のご家庭だけでなく、マンション内へ入り込むリスクが高まったことにもなるため、必ず、管理会社などに相談してください。

二度手間にならないよう時間をかけたい

管理会社が対応してくれたり、特定の業者を紹介してくれるケースもありますが、場合によっては自分で対応するよう求められるケースもあります。
鍵交換を依頼する場合に気を付けたいのは、共用エントランスと自宅の鍵の構造が別れてしまうことです。
今すぐ制作してほしいとなると難しいですが、制作期間に2週間から4週間程度かければ、マンションの共用エントランスにも対応できるシリンダーを制作してくれる業者があります。
制作期間中は仮のシリンダーの設置や貸し出しなどにも対応してくれるケースもあるので、その間は共用エントランスと自宅の鍵が別立てになりますが、しばらく我慢して使っていましょう。